【原一樹氏】ロールモデルコーチ就任のお知らせ

プロサッカー選手として13年間105得点を挙げた原一樹氏が当クラブの「ロールモデルコーチ」として就任、契約を締結したことをお知らせいたします。 
 
原コーチには「ロールモデルコーチ」としてクラブ生対象のスキルアップクラスにて月に1度、指導していただきます。 
 
Jリーグという日本最高峰の舞台で活躍された選手による言葉や指導は当クラブの選手たちにとっても何事にも代え難い「時間」になります。 
 
クラブとしても選手のステージをより一層引き上げてくれるプロジェクトになることを確信していると同時に街クラブである私共の主旨、理念に賛同いただいた原氏に感謝いたします。 
 

原一樹ロールモデルコーチ×クラブ代表﨑野　特別対談

2022年6月Jリーグで13年間通算105点という成績を残した原一樹氏が千葉県柏市を拠点に活動するFCヴィレのロールモデルコーチとして就任。ジュニア年代のクラブで結果を残している選手がコーチ契約をするというのは数少なく異例ともいえるだろう。原氏とFCヴィレ代表﨑野に今回のロールモデルコーチのきっかけから選手に対する想い、契約締結に至るまでを聞いてみた。

―FCヴィレのロールモデルコーチ就任の経緯を教えてください

﨑野：友人であるFC千代田の中村代表と話をしている中で原さんの話になり、今回ご縁をいただきました。同郷（﨑野・原どちらも松戸市出身）ということもあり、サッカーだけでなく共通の友人の話などでも盛り上がりましたね。その後、原さんが現役選手引退後に自身の経験を子ども達に伝えるストライカー育成プロジェクト（ストライカークリニック）に3年生以上の選手達を対象に開催してくださったことが大きなきっかけです。 
 
原：FC 千代田の中村代表にご縁を頂いた話なので中村さんにとても感謝しています。 﨑野さんにお会いしてお話をしている中で、小学生の時から同じ松戸で切磋琢磨して大好きなサッカーを日々楽しみながらトレーニングしていたこと、そして時がたち大人になりサッカーがまた僕たちを再会させてくれたことが大きなきっかけになりました。 
 
﨑野：クリニック終了後も頻繁に連絡を取り、話をしていく中でともに選手達にとって何がベストなのかを模索し始めました。そんな時にうちが展開している「スキルアップクラス」の話になり、ここで月に1度、原さんに来ていただき選手達に直接指導をしていただくのはどうかという話になりました。 
 

―なぜこの話を引き受けようと？

原：ストライカー育成プロジェクト（ストライカークリニック）を FCヴィレの選手達と行う中で選手達が とても前向きで向上心を持ってトレーニングしていたのがとても印象に残っていました。 一回のトレーニングを終えた後の試合でも僕の伝えたことを意識してプレーしてくれていたと伺い、日々のトレーニングでも目に見える変化をしてくれた選手達に更にアップデートしたトレーニングをしてあげることは出来ないかと﨑野さんとお話をしていた中で提案してくださったのが「スキルアップクラス」でした。 
 
﨑野：ここで2人の意見が合致し、決断まで迷いはなかったです。私自身トップレベルの選手ではなく、原さんのように日本のトップレベルを経験されている選手の実体験（ロールモデル）を多感な時期の選手達が原さん自身の「言葉」や「指導」を通して刺激を受けること、それも「継続的」に感じることができることはこれ以上にない「体験・体感」になると。うちが選手たちの成長に最も大切な要素だと考えている「体感」をこれまで以上に強くできると確信しています。 
 
原：僕自身は今までサッカー選手しかしてきていないので指導者としてはまだまだ未熟です。 指導を行うのは確実に﨑野さんがプロで僕は経験を伝える事、体感してもらうことで選手達に選択肢を増やしてあげて、選手自身が選択してほしいと考えています。ロールモデルコーチとして﨑野さんとの考えがマッチしたことで、この素晴らしいオファーを引き受けました。 
 
﨑野：原さんがオファーを受けてくださり、私たちのような街クラブに革新的なエッセンスが入ることでどういう化学変化が起きるか。まだ1回しか原さんによる指導は行っていませんがすでに「意識の変化」は目を見張るものがあります。選手たちの表情も真剣そのものでその表情を観られただけでも嬉しかったです。 
 

―FCヴィレの選手たちの印象はいかがですか？

原：とても前向きで向上心をもった選手達がたくさんいると感じました。 またチームでしっかりとした規律があり、僕の話をよく聞いてトレーニングをしてくれて負けず嫌い！ サッカーをする中でとても大切な気持ちの部分をしっかりと持っている選手が多いのが印象的でした。 
 
﨑野：原さんの心のつかみ方がうまい（笑）クリニック後の選手達を見ていると得点に対する意識が変わったことを実感しています。このプロジェクトが始まることでさらにどう変化していくか楽しみです。 
 

―原コーチが描くストライカー、ロールモデルコーチとしての役割は？

原：私が描くストライカーはチームの勝利の為に得点を取る事に貪欲で、点を取る為に何をしなくてはいけ ないかを考えることができる選手です！ ストライカーは絶対に一人でゴールを取る事はできません。パスを出してくれる仲間がいてゴールに向かうことができます。仲間への感謝・リスペクトがなくてはゴールを取ることは出来ません。その中で正確なコントロールからシュート技術。ゴールが入る場所、データを知ることが大切です。しかし、何も考えずに簡単にゴールが入ることもあります。でも、点を取り続け、大事な試合でゴールを取りチームを勝利に導くには、上記のことが大切だと私は確信しています。それがストライカーです！ロールモデルコーチとしての役割は、私が J リーグ公式戦に 360 試合出場し、105 点を取った経験を実際のプレーも交えて選手達に伝え、少しでも成長のヒントにしてもらうことが自分の役割だと考えています。 
 

―最後に。原コーチからFCヴィレの選手へメッセージをお願いします。 

 
原：このような機会をいただき大変嬉しく光栄に思います。 私が J リーグ公式戦 360 試合出場して、105 点取った経験をストライカー目線やストライカー育成する立場 で選手達の知らない世界（Jの世界）をプレーを通して見せていき、伝えていきます。 私の発言は選手達の将来に影響するからこそ、伝える立場としてもしっかりと勉強して伝える。 また、練習を楽しみにさせてあげられる存在、今日はどこを伸ばしてくれるだろう。どんなヒントをくれるだろうと、選手が前のめりになる環境を作り出していきたいと考えています。
楽しみながら、一緒にボール蹴りましょう！ よろしくお願い致します。